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飯沢耕太郎『写真美術館へようこそ』

 写真家をあまり知らないので、新書版で手頃なこの本を買って読んでみました。

     飯沢耕太郎『写真美術館へようこそ』講談社現代新書、1996年

たくさんの図版を使い、写真の歴史や主題、問題系を押さえながら、
写真の広がりや魅力、写真家たちの意識など平易な文章で紹介していて、
とても読みやすかったです。

単に写真の黎明期から現在までの歴史をたどる形ではなく、
各章ごとのテーマに沿って写真家たちの作品を取り上げていて、
写真の面白さが分かりやすく示されています。

断片的に知っていた写真家たちの存在が、写真の歴史の中で
どのような意味を持つのか、おぼろに見えてくるように思いました。

末尾には作家名索引、ブックガイド、写真が見られる美術館やギャラリーの紹介も。
時間が作れたら、好きな写真家の作品集を写真美術館の図書室で探して見る、
というのも、やりたいことの1つになりました。
by arcane-17 | 2009-03-07 21:30 | 写真関係の本
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